令和6年度 第3回 かかりつけ医等発達障害対応力向上研修会
今年度は、発達障害を有する人に生じるメンタルヘルス問題、依存や嗜癖、いじめやトラウマ問題に関する見立てや治療・支援について学びます。
発達障害を有する人が健康でその人らしく生活を営むには、メンタルヘルスに着目した関わりが重要となります。4回の研修を通じて、今日的な課題である、いじめ・トラウマ、ゲームやネット嗜癖、風邪薬・鎮咳薬等処方薬の乱用・依存の予防や回復のための支援について、地域全体で標準的な対応ができるようになればと考えました。また思春期・成人期の発達障害の診断と支援のコツを共有し、診療・支援に役に立つツール・資材についても地域全体で活用できるように、ホームページで「発達症診療便利ツール」を公開しました。研修会ではこれらツールについてもご紹介をします。
ライフコースを通じて、すこしでも当事者の生きづらさが緩和し、自己効力感の回復を得て生活ができるようになればと願います。地域の包括的支援ネットワークにより、当事者の苦しさが受け止められ、支援の網目が密になり、当事者の多様な病態への対応力向上を目指したいと思います。
第3回は「神経発達症と依存症の重複事例への対応について」をテーマに、依存症治療を専門とする橋本望医師、牧野史奈公認心理師から、依存症・アディクション問題の背景にある神経発達症について学び、治療と支援について考えます。
概要
実施主体 | 岡山県 岡山市 |
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実施期間 | 子どもの心の診療拠点病院 地方独立行政法人岡山県精神科医療センター |
研修形式 | オンライン(Zoomウェビナーを利用) |
参加対象者 | 医師・医療専門職・福祉専門職・行政職 |
開催日 | 第3回 令和7年2月27日(木)19:00~20:45 |
当日の日程
時間 | 内容 |
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19:00~19:05 | 開会のあいさつ |
19:05~20:05 | 「見過ごされがちな関連性:アディクションと神経発達症」 講師:岡山県精神科医療センター 精神科医師 橋本望先生 |
20:05~20:35 | 「アディクション問題の背景にある神経発達症~自己治療仮説として~」 講師:岡山県精神科医療センター 公認心理師 牧野史奈先生 |
20:35~20:45 | 質疑応答 |
オンデマンド配信について
令和7年2月28日(金)~令和7年4月30日(水)17:00まで、上記Live 研修の内容を配信いたします。研修終了後、視聴用URLをメールでお送りします。
【申込期限】:令和7年2月17日(月)
【申込方法】:岡山県電子申請サービス又はFAXをご利用ください。
○岡山県障害福祉課 HP(https://www.pref.okayama.jp/page/951740.html)
お申し込み方法
※全4回を通してお申込みいただいている方は、今回はお申込み不要です。
(1)岡山県電子申請サービスからお申込みいただけます。(リンク先を参照するか、下記QRコードを読み取ることでサイトにアクセスできます。)
(2)下記資料をダウンロードしていただき、お申し込み用紙にご記入後FAXにてお申込みいただけます。(FAX送信先などにつきましては、資料を参照してください。)
FAX送信先:086-224-6520(岡山県子ども・福祉部障害福祉課 大内)
研修修了者について
★研修修了者(岡山県内の医師に限る)には岡山県知事名での修了証を交付します。
★県で研修修了医師の名簿を作成し、支援体制整備に向けて、掲載の同意をいただいた方に
ついて、岡山県のホームページに掲載させていただきます。
★日医生涯学習教育講座に認定されます。申請を希望される場合は、申込時に医籍番号をご
記入ください。なお、認定には研修の最後までご参加いただくことが条件となりますので、ご留意ください。
ご案内・FAXお申し込み(PDF)
その他のお問い合わせ先
そのほか、ご不明な点などありましたら、下記お問い合わせ先までご一報ください。
お問合せ先:岡山県精神科医療センター 総務課 志茂
電話番号:086-225-3821
Email:kakaritukei@popmc.jp